2022/09/15
大腸がんは自覚症状がほとんどない病気となり、注意したほうが良い症状としては出血による血便や貧血、がんが大きくなることによって腸管を狭くすることによって起こる症状の下痢や便秘、腹痛などがあります。血便が出たときであっても痔と勘違いすることが多く、下痢や便秘に関しても日常生活の中でよくある症状となりますので、気に留めることが少なくて手遅れになるケースが多いと言えます。大腸がんの危険因子としては、3親等内の親族に大腸がんを発症したことのある患者がいる場合、食生活が欧米化していて高脂肪の食事を多く摂っている場合、運動不足や肥満、飲酒などが原因となります。大腸がんは早期発見することによって完治が可能な病気となっていますので、年齢が40歳以上の方の場合には年に1回の大腸がん検診を受診するようにすることが大切です。
がん検診を定期的に受診した際には、大腸がんによって死亡する確率がおよそ70%ほどに低下したというデータもあります。大腸がん検診の検査方法としては、便潜血検査と直腸診があります。便潜血検査で陽性反応が出る原因は大腸がんだけと決まっているものではなく、便が体外に排出されるまでのどこかの部位で出血が行っていると陽性反応となります。どこの部分から出血が起こっているのか確認するための検査としては、大腸内視鏡検査を行います。
大腸内視鏡検査は、肛門から管状のカメラを挿入することで検査を行います。便潜血検査の当日に摂取できるものは水分のみで、食事や喫煙はできません。検便を行って血液が含まれているか確認して、医師からの説明を受けて検査は終了します。ホーチミンのクリニックのことならこちら