人間ドックの費用の性質

人間ドックは健康保険の対象とはなりませんので、自費で受けるのが基本となります。医療機関でも色々な特徴を出して顧客の獲得をしていますが、自費で行うことから自由に設定できるのが医療機関の強みとなります。そのため医療機関ごとに内容やサービスが異なりますが、高額な費用が必要な検査となります。医療費の負担を抑えるには色々な方法がありますが、医療費控除が可能なケースもあります。

しかし人間ドックは治療ではありませんので、医療費控除の対象とはならない検査となります。検査によって治療が必要な病気が発見された場合、治療にかかる費用に関しては健康保険の対象となりますが、この場合には検査費用も治療に含まれますので医療費控除の対象となります。法定健診に関しては企業で行われる健康診断では、企業で負担するため検査を受ける人には負担が無いのが普通です。法定健診を効率よく活用し、必要な検査だけを自費でうけるという方法もあります。

人間ドックは早期発見、早期治療を目的としていますし、健康に対する意識を高め病気を予防する目的もあります。費用が高いからといって検査を受けずにいると病気が進行して手遅れになる場合もありますので、費用には変えられない大切な意味があると言えます。料金の安い医療機関はありますが、その分検査項目が少ないなどデメリットもあります。健康のために受けるものですから料金だけ選ばず、早期発見、早期治療のために受けることが大切です。