がん検診のための人間ドック

健康診断は半年に1回会社のものを受けているけれど、特定の臓器が気になるので人間ドックを受けてみたいという方も増えています。健康診断は全身の身体に異常をきたしていないのかを調べることに長けていますが、特定の臓器、特に悪性腫瘍であるがんの発見については苦手としています。お酒を飲む人で肝臓を気にする方も多いですが、健康診断で肝臓の異常を精密に見つけるとなると難しいのが現状です。しかし人間ドックであればそれが可能になり、早期に病変を見つける可能性が高くなります。

がんの発見に関してですが、がんは遺伝と大きな関係があり、親族ががんを発病した場合気になってしまう人もいるでしょう。親族が発病した臓器ももちろんリスクがありますが、ほかの部位はがんにならないという保証はありません。そのような場合も人間ドックは役に立ちます。CTやMRIを用いることもできますし、また最近注目されている特殊な溶液を注入して小さながん細胞を見つけることができると言われているPET健診も受けることができます。

いろんな発見精度が高い健診を受けることができる人間ドックですが、臓器や病気によってそれぞれ検査に対して得意不得意というものがあります。それを補っていろんな検査を組み合わせることで小さな異変をみつけようとする検診になります。ここが健康診断とは大きな違いになりますので、健康維持を続けてこれからもより良い生活を送りたいのであれば、受けてみることをおすすめします。