人間ドックを受ける際の注意点

人間ドックを受ける時は、必ず注意事項によく目を通しましょう。朝食を抜いてください、と記入されている場合、晩御飯を深夜0時や1時に食べても良いのかと言うと、やはり好ましくありません。夕食は9時か10時には済ませるのが理想的です。検査項目の中の中性脂肪は、食事の影響を受けやすく、食後10時間くらい経過しないと正確な数値が出ないと言われています。

飲み物はＯＫです、と記載されている場合でも、スポーツドリンクや清涼飲料水、牛乳などカロリーのある物は血糖値や中性脂肪値に影響を与えますので、お茶かお水にしましょう。朝のお薬ですが、中止すると危険な物もありますので、必ず主治医の指示に従ってください。人間ドックの開始時間は必ず確かめて、少し早目に到着するようにしましょう。遅刻すると検査機関のスタッフに迷惑がかかると言うよりも、あなた自身にも影響が及びます。

病院に駆け込み、あわてて着替えて血圧を測ったのでは、血圧が高くなって当たり前です。着替えてから１０分くらいはのんびりと過ごしてから、人間ドックを受けるのがベターです。また、胸が汗で塗れていると、胸部レントゲンを撮った際に、胸に水があるように写る事もあります。ロングヘアの女性の場合は、胸元の髪が塗れているだけでこのように写ることもありますので、髪が長い人はゴムなどで肩にかからないように束ねておくと、助かります。

ただし、金属製のヘアアクセサリーではなく、金属の付いていないゴムやプラスチック製のものにしてください。ネックレスや磁気治療の絆創膏類は外してください。ＭＲＩを受ける場合は、金属を含むメイクはその部分が熱くなるおそれがありますので、メイクを落として頂くこともあります。人間ドックは、受診者の協力なしでは実施できません。

受信前の準備として、注意事項は必ずお読みください。