2022/09/15
検診と健診の2種類は何が違うのかというと、健診は、健康か病気の危険因子があるかを調べる為に行われる健康診断の事、検診は、特定の病気を早期発見して早期治療をする目的として行われる骨粗しょう症検診や肝炎ウイルス検診、分かりやすいものでがん検診があります。その中にあるがん検診には種類があり、市区町村などの住民検診とされる対策型検診と、人間ドックなどの任意型検診です。対策型検診では、がんの死亡率減少を目的として有効性が確立された検査方法で実施され、公的な予防対策として行われる検診です。費用は無料のものや少額の自己負担で済む場合があり、市区町村のほかにも職場や医療保険者などの保険事業として行われている場合もあります。
一方任意型検診では、医療機関などが任意で提供している医療サービスですので、基本的には全額自己負担になりさまざまな検診方法を受けます。その中には、有効性の確立していない検査方法も含まれますので、自分の好みに合わせて検診を選択していきます。健康管理を行いながらがんの検診をしたい場合でしたら任意型検診を行うと効率よく体の健康チェックを行うことができますが、がんの心配がある方やがん家系で予防をしたいという方では任意型検診ですと見落としてしまう場合もあるので、しっかりと検査が受けられるがん検診を行う方が良いです。また、日本人が生涯のうちにがんになる可能性は、2人に1人と言われている為、正しく理解をして早期発見や予防をすることが大切です。