2022/09/15
超高齢化の進む日本国内では、増え続ける医療費負担が緊急の課題になっています。もとより国内の三大疾患であるがんや心臓病のほか、以前の脳卒中を抜いて今では肺炎がそのままの順位で三大死因です。国民の生活と健康を守る国の取り組みとして、成人ならび高齢者に健康診断やがん検診を受けるよう、推奨しています。なかでも日本人トップの死因はがんですが、医療の進歩により、治癒率は以前に比べ、かなり高まってきました。
各地域の自治体では、市の実施しているがん検診があります。これは一次検診といい、初期段階としてのふるいわけ(スクリーニング)が実施されます。ここで判断されるのは問題の有無、もしくは疑いのあるなしです。あくまでも一般的な検査のため、負担のかかるようなものはありません。
万が一、疑わしいデータや異常が発見された時には、さらに詳しい精密検査を受ける必要が出てきます。日本人のがん罹患率は高齢になると5割ほどになるため、年に1度は受診が望ましいでしょう。がん検診で受けられる項目は、全部で5つあります。いずれも日本人に発症率の高い胃がんや肺がん、大腸がんのほか、女性特有の子宮がんに乳がんです。
詳しい検査内容は、各自治体により多少の差異があり、集団検診か施設検診かによっても違ってきます。一般的には問診の後、胃がんの場合はバリウムを使用してのⅩ線検査が行われ、肺に対してはレントゲン検査と喀痰細胞診検査が、そして大腸には検便検査が実施されます。ホーチミンの病院のことならこちら